NHKドラマ「ひとりでしにたい」第1話/2025年6月21日放送。エグおもしろい

そのほか

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「ひとりでしにたい」は、カレー沢薫の漫画原作で、終活コメディ。
安定のコメディエンヌ、綾瀬はるかさんが主演。
表現はだいぶ尖ってるし、テーマはだいぶ重いけど、綾瀬さんかわいいし、
コメディ感を強く出しているのでおもしろく見れます。
猫も良い。

第1話 39才、×婚活 ○終活、はじめました

あらすじ

主人公は美術館学芸員として働く、山口鳴海(綾瀬はるか)。
猫と暮らす39歳、独身。
鳴海の伯母が、風呂場で腐乱死するところからドラマが始まる。
伯母は美人でキャリアウーマン、独身一人暮らし。現在は定年退職していた。

「おばさんあんなにキラキラしてたのに、
なんでこんな悲惨な死に方しちゃったの・・・」

ショックを受ける鳴海。

「おばさんみたいになるよ!」と親に脅されて、
鳴海はあわてて婚活を始めるもマッチングしない毎日。
職場の若い男・那須田に婚活してることをバカにされ、
おまけに推しアイドルの熱愛が発覚。
意気消沈する。

しかし持ち前のポジティブさで思考転換。
結婚したって子どもがいたって将来安心なわけじゃない。
今するべきことはひとりを否定することじゃなく、
ひとりの人生を楽しんで、迷惑かけずに死んでいくこと。
婚活じゃなくて、終活じゃ!(続く)

エグいセリフが盛りだくさん

この多様性の時代に、偏見に満ちた、えぐられるような強烈なセリフが多々登場します。
いくつかご紹介。

伯母の腐乱死を見てきた鳴海の父(国村隼人)が自宅に戻って、遺体の状況を説明。

「あれは・・・汁だな」

ブラックユーモア過ぎる。

もうひとつ、父の一発レッドカードなセリフ。
孤独死した伯母のことについて。

「結婚せず、子どもも産まず、好き勝手に生きたから、罰が当たったんだ」

鳴海の母(松坂慶子)、39歳独身の娘・鳴海に対して

「あんたも腐って死ぬよ!」

こちらもブラックユーモアが過ぎてる。

鳴海の職場の後輩(佐野隼斗)も超毒舌です。

「山口さん(鳴海のこと)のスペックだと、50歳を超えた人か、今すぐ親の介護が必要な人しか寄ってこないでしょうね」

「子どもが老後の面倒みるとか都市伝説。結婚すれば老後が安心なんて、どうしてそう思えたのか教えてもらえますか」

「山口さんの飼ってる保護猫、そんな計画性のないところに預けられて、たまったもんじゃないな」

鳴海の職場の課長(小梅太夫)

「その年まで独身だと不安だよね。

生きてる意味とか考えちゃうよね。

もっと現実を見ないと。

大丈夫。山口さんなら高望みしなけりゃ行き遅れることないから」

女たちのマウンティング合戦

若い頃の鳴海の伯母ミツコ(山口紗弥加)のマウント発言もえぐってきます。
子どもの鳴海が「おばさん(美人キャリアウーマン)はお母さん(専業主婦)より年上なのに、なんでおばさんには白髪がないの?」

ミツコ、余裕の表情で、疲れた様子の鳴海の母に

「専業主婦じゃ美容院行くにも旦那に許可とったり大変かぁ。

パートに出たら? 自由になるお金があるっていいわよ。

でも小さい子どもがいるんじゃ無理かぁ」

その後、子育てが終わってイキイキしてきた鳴海の母(松坂慶子)が、ここぞとばかりにマウント返し。

「孫の世話が忙しくて~♡ 

ミツコさんはいいわね、ひとりだから楽で」

一方、定年退職してミツコは生気がない。

「私にはなにもないんだから。あとは死ぬだけ」

コメディエンヌ綾瀬はるかさんが水を得た魚

推し活をたしなむ鳴海、インスタライブを見ながらダンスするシーンが最高です。
ダンスもみっちり練習されたそうです。
歌詞で気持ちを表現するシーンも最高。

特に、大好きなメンズアイドルの熱愛報道を知ってしまった時の歌詞は傑作です。

♪推しをガチ恋対象
と思ったことはない

自分の身の程なら
重々わきまえてるので

人間臭いムーブすべて
隠せるわけない
だからカノバレぐらい構わない
だけど

あざとい匂わせ投稿
連投する
ような浮かれぽんちな女と
つきあうのだけは

や・め・ろ

婚活詐欺に気をつけろ

婚活アプリ、高収入イケメン男子からメッセージが来て、浮かれる鳴海。
しかし、やりとりするうちに

「これって・・・

・・・

国際ロマンス詐欺じゃん!」

ここも笑ってしまった。
イケメン詐欺師の胡散臭い表情がいい。

「自由はやがて孤独に変わる」

暗い倉庫で、打ちひしがれた鳴海が独白します。

「若いときの自由は、年を取ると、孤独や不安に変わっていく。

孤独が私をバカにしていく」

鳴海のなかの孤独が、麿赤兒(まろ・あかじ)が演じる不気味な怪物となって、背後から忍び寄るシーンも最高でした。
なんて贅沢な演出でしょう。

なんだかんだテーマは重い

第1話のラスト、鳴海が叫びます。

「ひとりで生きて、ひとりで死にたい!
いやひとりじゃない!
猫と!」

孤独死、推し活や婚活、親の介護、老後費用・・・
現代のリアルな問題が描かれて、独身既婚にかかわらず、
共感するシーンはあると思います。
突き抜けたコメディ演出でバランスをとってくれているので、楽しく見れそう。

椎名林檎さんの主題歌「芒に月」や
パスカルズの劇伴音楽も作品の雰囲気を盛り上げてくれます。

鳴海の飼い猫がキュートで、お芝居もうまい。
しかも名前が渋い、「魯山人」。
猫がうつるだけで気持ちが和らぎます。

これから鳴海はどうなるんでしょうか。
次回も楽しみです。

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