NHKドラマ「ひとりでしにたい」第4話「墓参り、元カレ、本当の敵、襲来」

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母娘ラップバトル開幕

鳴海(綾瀬はるか)は、熟年離婚を考える母・雅子(松坂慶子)の本心を探ろうとする。

(鳴海独白)
育児も親の介護もひと段落して、不満期のピークは過ぎてるはず。
趣味を放置してくれるパートナーはオタクにとっては得難き財産。
あせって離婚届を突き付けるタイミングではない。

鳴海は、雅子が同年代でキャリアウーマンとして生きた光子(鳴海の伯母)に執着していることをズバリ言い当てる。

「お母さんは会社で働いてる時も腰掛けと思われてロクな仕事も与えられず、結婚して仕事を辞めた。
そうしなきゃ女は生きられなかったから。
でも、そうしなくても立派に生きてる女が目の前に現れた。
光子おばさんがことあるごとにマウントとってくる。
耐えがたい苦痛だったと思う。
でも老後になって立場逆転。
マウントを取り返し、おばさんの末路を見届け、勝ったと思った…」

勝利の条件は?

鳴海は続けます。

「でもなんか食い足りないと思ったんじゃない?
自分にないものが一つだけ残ってた。
それは、自分の足だけで立っていた時間。
お母さんにとっての自由は目的じゃなく条件。
おばさんに完全勝利するための条件。

でも全然勝ててない。

間違いがあったとすれば、他人と比べて他人に勝とうとしたこと。
ほんとの勝利の条件は他人なんかに勝とうとするのをやめること。

お母さんがおばさんに執着するのはわたしのせいでもある。
わたしが、たまに遊びにおばさんを持ち上げて、育ててくれるお母さんをバカにしたから。
お母さんの怒りは家族への我慢じゃない。
わたしたちの圧倒的リスペクト不足。
今まで本当にありがとう。

あのときは何もわかんなくておばさんみたいなかっこいい女になりたいと思ってたけど、
今はケツ振って踊れるババアになりたいと思ってる。
(こぶしを胸に当てて)フロム・マイハート。

ほんとの勝利は何か考えてほしい。
それが『離婚』ならわたしも応援するから。」

おばさんのお墓参り

鳴海、ふと那須田(佐野勇斗)の話を思い出す。
「孤独死する人は生きる意欲を失っている人が多いんです」

お風呂で死んだってことはおばさんにはお風呂に入る気力があったってこと?

さらに、おばさんの遺品の中から2.5次元ミュージカルの舞台チケットとそのグッズを見つける。

もしかしておばさんこれにハマってた?
今の私と同じじゃん。

鳴海と那須田、光子の眠るお墓に参り。
那須田、お供え物にマカロンを用意していた。優しい。
鳴海、光子が行けなかった舞台のチケットをお墓に供えて手を合わせる。

(鳴海の祈り)
わたしもおばさんと同じ、ひとりで働く女になりました。
毎日忙しくて、いつもきれいにしてたおばさんのこと改めてすごいと思ってます。

おばさんの人生を勝手に悲惨だと決めつけてごめん。
舞台見に行けなくて残念だったね。
わたしもオタクだから自分のことのように無念です。
おばさんの遺品もらってよかった。

わたしはおばさんが悲惨な晩年を送ったとは思ってません。
本当はまだよりよく生きようとあがいている最中で、生き甲斐だってあった。

人間はひとりで生きていても死ぬまで希望をもてることを教えてくれてありがとう。
おばさんはこれからもずっと人生の先輩です。

鳴海の長い祈りを見届けた那須田、優しい一言。

「おばさん死に方はよくなかったかもしれませんけど、これだけ長く手を合わせてくれる人がいるんだから孤独死ではないと思いますよ」

父の投資騒動

母から1週間ぶりにメッセージが届く。

「お父さん(國村隼)が投資やるとか言い出してる!」

母の気持ちが離婚の方向に進んでなくてほっとする鳴海。

那須田、「素人高齢者に投資は危険」「暇な老人は行動が早い」と急かし、二人すぐに鳴海の実家へ向かう。

さっそく銀行の営業が家に上がり込んで、父に投資信託を勧めていた。
那須田、すぐさま手数料や管理費が割高であることを伝え、父も冷静になる。

那須田 「投資をすることが間違いってわけじゃないです。
そのためには相手が噓を言っているとわかるだけの知識が必要。
高齢者の投資ならリスクを最大限排除してできる節約が最適解です。」

鳴海 「そうだよ! 次になにかあったらわたしに相談して!」

両親は笑い飛ばすも、那須田は真剣に言う。

「確かに。山口さんなら騙したりはしない」

母のダンス教室も節約した方がいいと言い出す父に、那須田は即回答。

「いえ、ダンスはやめない方がいいです。

人類にとって一番の資産はなんだと思いますか。
それは健康です。

老後破産は医療費や介護費で起こるのが大半。
体や心の健康にいいダンスはやめず、無駄な固定費を削るだけで月に数千円節約できます。」

保険の見直し

鳴海、終活の一環として、15年前に契約した保険の見直しをしてみると、死亡保険金の受取人が母。
無駄な保険料を支払っていると気づく。
担当営業、すなわち15年前に別れた元カレに、腹をくくって連絡する。

(鳴海の独白)
大学の頃から3年つきあった。
でも就職してなかなか会えなくなって、仕事は忙しいけど楽しくて、自由に使えるお金も増えて趣味も増えた。
別れる理由は特になかった。
でも、ずるずるつきあって結婚の話が出たら面倒だと思った。
わざわざ新たなしがらみをつくって自分の時間がなくなったら嫌だと思った。

(那須田の独白)
俺は、親に会おうが墓参りしようが山口さんにとってただの職場の同僚。
家族であればどれだけ希薄でも権利がうまれる。
家族は責任でもある。
逃れられないしがらみ。
俺も山口さんとの間にしがらみが欲しい。
他人同士がしがらみをつくる手っ取り早い方法は、恋愛、からの結婚だ。
またふたりきりで出かけたい。
俺は山口さんがいればどこでも楽しいんだ…

元カレと久しぶりに再会

鳴海、元カレ(満島真之介)とカフェで待ち合わせ。

鳴海いきなり本題に入る。
「この保険、見直しを考えてるんだよね
この保険、独り身の私には合ってないと思うの」

元カレはにやにやしながらつぶやく。

「なんだ。ほんとに保険の話をしにきたのか…」

数秒後、鳴海は血相を変えて言い放つ。

「この保険、解約します。
あとで住所連絡します。
ご足労ありがとうございました、川上さん」

カフェの代金を置いて席を立つ。

本当の敵は?

(鳴海の独白)
ひとりで生きてひとりで死ぬために、わたしはこれからいろんなものと闘わなければならない。
金銭的問題、心身の老化、不安と孤独。
だがその前に、直近でこれからずっと闘い続けなければいけないもの。
それは・・・

「舐められ」

多分ヤツ(元カレ)はこう思ったのだ。
”仕事と趣味さえあれば幸せと言ってた女が、四十手前で不安になって、もしかしてまだ自分に気があるんじゃないかとキモイ考えで自分に連絡してきた”と。

これからも人から舐められ続ける。
わたしはそれに心折れずに闘えるだろうか…

職場で、同僚が自分の噂話をしているのを聞いてしまう。

「山口さん婚活うまくいかなくて那須田さんにいったんじゃない?」
「だから結婚してないんじゃん」
「だって、普通に痛くない?」

(鳴海の独白)

結婚にあせった女が年下男子につきまとっているようにしか見えないんだ。

これも「舐められ」

わたしは一生これと闘い続けなければいけないのか…

《続く》

わたしの感想

前回に引き続き、母娘のラップバトルはキレキレ。
「バカ」に続いて「舐められ」で再登場した麿赤児さん、不気味で最高でした。

今回も心に響くセリフばかり。
「勝利の条件は他人に勝とうとするのをやめること」
「手を合わせてくれる人がいるなら孤独死じゃない」
「体や心の健康にいいダンスはやめない」などなど。

そして、この世に蔓延するみんなの敵、「舐められ」の発見、言語化はおみごとでした。
特に、女性は全員これ経験してるのでは。

次回も目が離せません。

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