
疑惑と日常
幸太郎(阿部サダヲ)、15年前の事件のことが気になってしょうがない。
妻ネルラ(松たか子)は黒か白か。
平静を装いつつ、仕事に家事に追われつつ日常を過ごしている。
(幸太郎独白)
本当は君を殺したのかと聞きたい。
いや、何も聞きたくない。
・・・・・・
(ネルラの寝顔を見ながら)なんでそんなに眠れるんだ。
幸太郎のレギュラー番組の司会者が痛風のため欠席に。
司会のピンチヒッターとして、幸太郎に白羽の矢が立った。
最初は渋っていたものの、なんだかんだ卒なくこなす。
恒例の鈴木家食事会。
(幸太郎独白)
この人たちも15年前の事件を知っているはず。。。
ネルラとレオ(板垣李光人)は18歳差離れたきょうだい。
レオの出産で母親が亡くなったらしい。
衣装デザイナーレオ、幸太郎のテレビ衣装にダメ出し、蝶ネクタイを作ると言い出す。
ネルラの過去
幸太郎は、15年前の事件のことを同僚に探らせていた。
通報者であるネルラは事件の記憶がなく、当時、何度取り調べをしてもわからないの一点張り。
決定的な証拠がなく、そのまま事故として処理された。
ネルラの恋人、布施夕人(玉置玲央)は、当時、ネルラの家族が所有している古い倉庫をアトリエにしていて、そこで亡くなった。
今は取り壊されているらしい。
ついにネルラが勘付く。
「幸太郎さんわたしのこと人殺しだと思ってる?
いつかバレると思ってたけどこんなに早いとは。
15年前のことを話すにはもっと前から話さないとうまく話せない。」
ネルラが過去を話し始める。
芸大の油絵科にはいったネルラ。
布施は当時から画家として活躍。
目立つ存在だったが、学生時代は口を聞いたことはなかった。
ネルラは大学院で絵画の修復を勉強し、イタリアに留学した。
日本で修復の依頼があり帰国。
布施の個展に行ってそこで再会、ふたりはつきあい始める。
ネルラの家族が彼を気に入って、近くの倉庫をアトリエ兼住居に提供。
しばらくして彼の精神が病み始めた。
絵の注文はあるのに描けなくなり、荒んでいった。
ある日、一緒に死んでくれと言われ、拒否したら暴れ始めた。
彼に突き飛ばされて頭を打って、その先の記憶はない。
気が付いたら彼は死んでいた。
「私が殺したか殺してないかわからない。
でも彼を破滅させたのは私のせい。
彼が死んだ日から自分の望みや幸せは求めてない。
修復を捨てた。
嫌いだった教師になった。」
でも幸太郎さんに出会って生き直したい、幸せになりたいと思った。
それなのに希望を持った瞬間に、15年前のことが襲い掛かってきた。
泣き崩れるネルラ。
(続く)

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